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融資の審査内容

不良債権にならないように最低限気にしておくべき事

引当率を意識しておく

自分の会社が不良債権になってしまわないように、一つの指標が引当率というものがあります。これは売掛金の中から回収が困難な費用があった場合に事前に売り上げから差し引かれるものです。これは会計上の決まりであり、どの銀行も従わなくてはいけません。

銀行としては、法人税の対象となってしまい実際もらってもない費用に対して法人税という税金を支払う必要が出てきしまうため、この引当率は可能な限り低くしておきたいです。銀行としてはこの引当率が高いイコール会社のお荷物的な存在となるため、この引当率を強く意識しています。

ここで、引当率を見積もるためには過去の会社の貸し倒し実績を元に作られているのでその銀行の引当率は高くなってしまう、という計算になります。前回の記事で銀行は融資先を5段階に分けていましたが、引当率に関しては4段階で分けています。

引当率の分類

まずは非分類の区分です。その名前の通り、引当率はなく、引当なしという状態のことを指します。次の分類としてはⅡ分類で、概ね数%〜20%の引当率がある場合です。続いてがⅢ分類で、こちらは50〜70%程度の引当率がある状態です。そして最後のⅣ分類は最悪の部類で、100%の引当率がある状態を指します。

実際には信用保証協会のサポートがあるかどうかも重要

ここで一つ忘れてはならないのが信用保証協会の存在です。会社としては破綻先であっても、バックに信用保証協会がついており、この会社の融資に関して危険であっても、実際にはその協会のサポートによって銀行から見るとお金がきちんと戻ってくる状態になります。

こうなると銀行としてはハッピーなので、当然その会社については評価が甘くなります。引当金の引当も当然必要ありません。なので経営者としては経営に不安がある場合は必ず信用保証協会のサポートは受けておきましょう。これがあるかないかで銀行の見る目がガクッと変わってくるためその後の融資の受けられる額や資金の通る確率に大きな差が出てきます。

初めての融資である場合はさらに不利になる

銀行は今まで取引のない会社に対しては比較的消極的になります。それは当然の心理で、今まで取引実績がないという事はその会社が信用できるのかどうか、経営者がどういう人なのか、という点が全く読めないからです。

銀行の融資の審査は人が行っているものなので(一部パソコンで自動化しているとはいえ)、やはり人が不安になるような会社などにはお金を貸してくれません。次の記事ではどその対策について少しお話していきたいと思います。